ストーカーの現状
ストーカーの現状
どこからがストーカーになるのか?
今やニュースで当たり前のように使われるようになった「ストーカー」という言葉。日常生活に浸透した感がありますが、ストーカーとはどのような行動を言うのか、どんな行動を取ってはいけないのか、きちんと認識できているでしょうか。その定義については浸透していると断言できません。
個人の印象や考え方によってあいまいな定義が出来上がってしまうからこそ、「自分はストーカーだと思っていなかったけど、相手は思っていた」というズレができてしまうのです。きちんと認識するためにはストーカーについて定義した「ストーカー規制法」を理解するのが一番確実です。
法律で定義されているつきまとい行為は、特定の人に対する恋愛感情や怨恨感情を満たすためにつきまとい行為を繰り返すことをつきまとい行為として定義しており、その中には生活の監視や面会・交際の要求、自宅や職場での待ち伏せ、押しかけなども含まれています。また、無言電話や一方的な電子メールもストーカー行為に含まれるようになりました。
例えば、好きな異性がいたとしても、上述したような待ち伏せ、つきまといはしてはいけないということです。相手と知り合いであったとしても、相手が望んでいないときや迷惑と感じた場合はそれがストーカー行為となります。
相手がどう思っているかがポイントなので、自分がどうしたいかは関係ありません。相手のことを考えて行動できていれば、ストーカー行為になることはないのです。ストーカー行為に及ぶ人はこの相手を考慮する視点が著しく欠如している、と言えます。身近な人に少しでも異変を感じたら、すぐに専門機関に相談し、身の安全を確保しましょう。
ストーカーになるのはどんな人?
ストーカーは特に女性にとっては他人ごとではありません。付き合っている人と別れたら、ストーカーと化してしまう事例も決して珍しくないのです。
しかし、付き合う前から「この人はストーカーになるかも」と気付ける人はいないでしょう。ある程度付き合いをしてみなければその人の気質はわからないものです。
ただ、ストーカーになりやすい人の傾向はある程度指摘されています。以下のような特徴があったら、少しだけ注意してみても良いかもしれません。
・嫉妬深く束縛したがる
嫉妬深い、というのはどのストーカーにも共通している特徴と言えます。誰かと会うだけで嫉妬して怒り、メールや電話も厳しく制限し、ひっきりなしにLINEをしてくる。そんな男性はストーカーの芽があると考えていても良いかもしれません。嫉妬深い人は連絡が取れない時間帯があると、激しく叱責します。思い通りにならないことに癇癪を立てるのも一つの特徴です。
・ナルシストで自分を大きく見せたがる
自分が一番で他の人が褒められることを嫌い、いつも自分だけを意識した言動や行動を取る人は、ナルシストの傾向があります。自己愛が強い人は「自分だけは特別」と考え、きわめて自己中心的な発言を繰り返します。通常の感覚でちょっとおかしいかも?と感じたら要注意です。
ストーカーはとにかく自分勝手です。上述した2つの特徴を併せ持ち、さらに自信がなかったり拒絶されることを極端に恐れたりする傾向があれば、ストーカー気質と考えて誰かに相談してみましょう。上記のような特徴がある人からは、少しずつ距離を置くことをおすすめします。
これらのお悩みや問題は、その道のプロにご相談されてはいかがでしょうか。
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