離婚の現状

離婚

離婚の現状

日本の離婚率

お昼のワイドショーやネットのニュースを見ていると、芸能人や有名人の離婚がよく取り上げられているのを目にするかと思います。離婚と聞くと、他人事のように感じている人も多いかもしれませんが、決して芸能人などの特別な人に限った事ではなく、意外にも自分の周囲にもよくあることで、とても身近な問題なのです。

実際に1年間にどのくらいのカップルが離婚という結論を出していると思いますか?
現在、日本の離婚率は約35%前後と言われています。厚生労働省が平成27年度に行った調査によると、婚姻件数約35万件に対し、離婚件数は約22万件と、離婚するカップルがとても多いことがお分かりいただけると思います。

離婚率を年代別に見てみると、19歳未満から74歳未満までの男女ともに30代・40代がとても高くなります。

次に、婚姻期間別に見ると、婚姻期間が5年から15年の間のカップルによる離婚が多いのです。そして、20年以上も婚姻期間がある熟年夫婦による熟年離婚も多く、年々増加している傾向にあります。

最後に、地域別に見ると、日本の離婚率が約35%なのに対し、40%を超えている都道府県もいくつか存在します。人口過密都市東京では、婚姻件数87167件に対し、離婚件数は24135件で、よく3組のうち1組のカップルが離婚しているといわれますが、その言葉通りのデータなのがよく分かります。

いかがですか?日本の離婚率は意外に高く、決して他人事ではないのがお分かり頂けたと思います。

離婚の理由

日本の離婚率が高く、意外にも身近な問題であることはお分かり頂けたかと思います。ここまで離婚率が高いとなると、決して他人事ではありませんよね。せっかく幸せになることを願い結婚した夫婦が、なぜ離婚という道を選ぶことになったのか。様々な理由を知ることで、よい夫婦関係を継続させるヒントに繋がるかもしれないので、ぜひ参考にしてみてください。

離婚の原因のトップは、男女ともに性格の不一致です。生活をともにしていく中で、価値観や考えの違いが生じてしまい、話し合いを重ねても修復不可能となり、夫婦関係の継続が難しくなるといったものです。

そして、離婚率を上げる要因のひとつに、婚姻期間が20年以上の熟年離婚の増加があります。20年以上も生活を継続させてきた夫婦が離婚を選ぶ理由としては、熟年を迎え離婚できない理由がなくなったことにあります。主な理由として、子どもが成人し親から自立するようになったことや、夫の定年退職がきっかけとなり、その後の人生を考え直すようになるからです。

その他にも離婚の理由となることは色々ありますが、そもそも離婚を考えて結婚するカップルはいません。幸せな結婚生活を思い描いて結婚するはずです。

生まれも育ちも異なる他人同士が結婚するので、価値観や考えが異なるのは当たり前だということを理解しておいてください。間違った言動があっても頭ごなしに否定するのではなく、相手を尊重する気持ちを忘れないように心がけましょう。忙しい日々の中でも、なるべくコミュニケーションをとるように意識し、自分の考えや相手の思いを伝え合うようにすることが大切です。

初めから離婚を願う人はいません。夫婦間の話し合いで問題が解決できればベストですが、時には他人やプロに相談して、的確なアドバイスを受けるのも重要です。


これらのお悩みや問題は、その道のプロにご相談されてはいかがでしょうか。

一般社団法人【相談の窓口】では、カウンセリングを通じて相談者にとってよりよい状況となるよう問題解決方法の提案も行っております。お問い合わせはこちらをご確認ください。

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